ICO-10

世界中で用いられている診断基準には、アメリカ精神医学会による『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM-4の他に、もうひとつ、世界保健機関(WHO)による、 I nternational Statistical C lassification of D iseases and Related Health Problems「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」(ICD (国際疾病分類)と略す)があります。

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それによるとアスペルガー症候群の特徴、診断基準として、4つの観点が定められています。そのうち第1の観点は以下のものです。
参照:World Health Organization: the ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders : Diagnostic Criteria for Research, WHO
『ICD-10 精神および行動の障害DCR研究用診断基準』医学書院1994

A.表出性・受容性言語や認知能力の発達において、臨床的に明らかな全般的遅延はないこと。診断にあたっては、2歳までに単語の使用ができており、また3歳までに意思の伝達のために二語文(フレーズ)を使えていることが必要である。身辺処理や適応行動および周囲に向ける好奇心は、生後3年間は正常な知的発達に見合うレベルでなければならない。しかし、運動面での発達は多少遅延することがあり、運動の不器用さはよくある(ただし、診断に必須ではない)。突出した特殊技能が、しばしば異常な没頭にともなってみられるが、診断に必須ではない。


世界保健機構WHOは、I nternational Statistical C lassification of D iseases and Related Health Problems「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」、 ICD (国際疾病分類)と略す、のなかでアスペルガー症候群の診断基準として4つの特徴をあげています。A.言語能力や認知能力についての基準の他に、B.社会的相互関係についてと、C.興味の限定について、さらにその他幾つか、該当しない障害について述べています。以下に、このうちB~Cについて述べます。参照:World Health Organization: the ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders : Diagnostic Criteria for Research, WHO
『ICD-10 精神および行動の障害DCR研究用診断基準』医学書院1994

B.社会的相互関係における質的異常があること(自閉症と同様の診断基準)。
C.度はずれて限定された興味、もしくは、限定的・反復的・常同的な行動・関心・活動性のパターン(自閉症と同様の診断基準。しかし、奇妙な運動、および遊具の一部分や本質的な要素へのこだわりをともなうことは稀である)。
D.障害は、公汎性発達障害の他の亜型、単純型分裂病、分裂病型障害、強迫性障害、強迫性人格障害、小児期の反応性・脱抑制性愛着障害などによるものではない。

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