DSM-4

アスペルガー症候群、自閉症、高機能自閉症、「公汎性発達障害」PDDs(pervasive developmental disorders)、「特定不能の公汎性発達障害」PDD-NOS(pervasive developmental disorder not otherwise specified)現在、お子さんの発達障害をめぐる世界は、診断基準が多いに揺れに揺れている状態です。

スポンサードリンク

専門家、この場合、小児精神科医、あるいは心理学者、心理カウンセラー、ということになるでしょうか、の間でも、しっかりと定まっていないのが現状です。同じお子さんが、診断を受ける機関、診断者によって異なる診断名を与えられることもあります。またお子さんの年齢があがるにつれて診断名が変わってきてしまった、ということもあるのです。さらに時代の変化に伴って、かつては自閉症としてひとくくりにされていたものが、現在では「自閉症スペクトラム障害」として低機能のものから、高機能のものまで幅があるものと認識されています。

それでも一応、世界的に診断のバイブルとして認知されているのが、アメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM)です。版を重ね、改訂を経て、現在は、その第4版DSM-4が一般的に用いられています。
『精神疾患の分類と診断の手引き』は、精神衛生の臨床医や研究者たちによって、次々に明らかにされていく新しい事実や知識を反映するために、5年から10年ごとに改訂されます。
したがって、みなさんのお子さんが、前の版と新たな版で診断が変わってきてしまうという可能性もあり得るのです。


アメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM-4では、自閉症の診断基準はどのように記されているのでしょうか?
[参照:『アスペルガー症候群と高機能自閉症』星和書店]
ただし、『精神疾患の分類と診断の手引き』では、アスペルガー症候群や自閉症という言葉を用いず「アスペルガー障害」「自閉性障害」という名称を用いています。これらの用語の間には何の違いもありません。

DSM-4の症状
『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM-4では、症状として大きく3つの分野を設けています。
1.社会相互作用における質的障害
2.コミュニケーションにおける質的な障害
3.行動、興味、および活動が限定され、反復的

そしてこれらの各領域についてそれぞれ具体的な症状とその例を示しています。

●社会相互作用における質的障害
1.対人的相互関係を調整する非言語性行動の使用の著明な障害
2.発達水準に相応の仲間関係をつくることができない
3.喜びや達成、または興味を他人と分かち合うことがほとんどない
4.社会的または情緒的相互作用の欠如

●コミュニケーションにおける質的な障害
1.話し言葉の発達の遅れ、または完全な欠如
2.会話を維持することが困難
3.不自然もしくは反復的な言語
4.発達水準に不相応な遊び

●行動、興味、および活動が限定され、反復的
1.興味が限定的に集中し、その程度や対象が、過剰に強烈かつ/または不自然
2.変わりがない、ということに頑なにこだわり、いつも同じ道筋をたどる
3.反復的で奇妙な運動
4.対象の一部に夢中になる

スポンサードリンク

この記事のタグ

サイト内関連記事

アスペルガー症候群関連用語
アスペルガー症候群は、まだまだ診断が難しい症候群です。紛らわしい「周辺用語」がた......
DSM-4
アスペルガー症候群、自閉症、高機能自閉症、「公汎性発達障害」PDDs(perva......
社会的相互作用の二つの症状
『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM-4では、自閉症の診断基準として次の3つの......
コミュニケーションにおける質的な障害
アスペルガー症候群や高機能自閉症、自閉症スペクトラム障害など、アスペルガー症候群......
興味の限定と反復
精神疾患は、その治療が確立していないものが多いだけでなく、診断基準そのものに変動......
共存症
わが子には何か、同年代の他のお子さんたちとは違うところがある、そう感じてきながら......

▲このページのトップへ

HOME

携帯版のQRコード

アスペルガーの特徴について:携帯版

携帯サイトは3キャリア対応です。

当サイトは携帯でもご覧頂けます。
携帯版サイトURL:
http://asperger.thanks08.com/m/
上のQRコードから読み取るか、URLをケータイに送信してアクセスしてください。